奥川恭伸(撮影・西尾典文)

【補強診断・ヤクルト】奥川&吉田のドラフト上位コンビは即ローテ入りも…的確にチーム強化

 キャンプインまであと2週間を切り、球春も近づいてきた。ストーブリーグもひと段落という印象だが、各球団今シーズンに向けてどのような補強を行ったのか、改めて振り返ってみたいと思う。今回は昨年セ・リーグ最下位のヤクルトだ。

 なお、主な入団選手のルーキーは今季戦力として期待できる選手のみをピックアップした。

■主な退団・引退選手

・投手

館山昌平

寺原隼人

村中恭兵

屋宜照悟

岩橋慶侍

沼田拓巳

ハフ

ブキャナン

・野手

山川晃司(捕手)

畠山和洋(内野手)

三輪正義(内野手)

大引啓次(内野手)

バレンティン(外野手)

■主な新戦力

・投手

奥川恭伸(ドラフト1位)

吉田大喜(ドラフト2位)

杉山晃基(ドラフト3位)

大西広樹(ドラフト4位)

今野龍太(楽天から移籍)

長谷川宙輝(ソフトバンクから移籍)

クック(新外国人)

イノーア(新外国人)

・野手

嶋基宏(捕手・楽天から移籍)

エスコバー(内野手・新外国人)

 昨年は5位中日に9ゲームの大差をつけられて最下位に沈んだヤクルト。12球団でもダントツ最下位のチーム防御率4.78の投手陣を立て直すべく、このオフは精力的に動いた。まずドラフトでは3球団競合で奥川を引き当て、更に2位から4位まで大学生の実力派右腕3人を揃えた。奥川は自主トレ中に右肘の炎症が報じられたが、体調面さえ万全なら一軍でも戦力として十分に見込める完成度を誇る。そしてそれ以上に今年の戦力として期待できるのが2位の吉田だ。安定感は大学球界でも指折りで、開幕ローテーションに入る可能性も十分にあるだろう。ルーキーだけに無理は禁物だが、上位4人で獲得した投手全員が戦力になることも十分に考えられる。

西尾典文 主任研究員

西尾典文
  • 1979年、愛知県生まれ。大学まで選手としてプレーした後、筑波大学大学院で野球の動作解析について研究し、在学中から技術解析などをテーマに野球専門誌に寄稿を開始。修了後もアマチュア野球を中心に年間約300試合を取材し、全国の現場に足を運んでいる

Twitter ID: @ajihiraita