近江・有馬諒は関西大に進む予定だ(撮影・西尾典文)

“高校ナンバーワン捕手”近江「有馬諒」は関西大へ 二塁送球は“最速1.85秒”

 昨年のドラフト会議では107名の選手が指名されたが、その一方でプロ志望届を提出しなかった選手、または提出しながら指名が見送られた選手も数多く存在している。PABB labではそんな中から新天地で再度プロ入りを目指す選手を、プロ入りに必要なポイントとともに紹介したい。今回は高校ナンバーワンの呼び声高かった大型捕手だ。

有馬諒(近江

捕手 183cm 81kg 右投右打

・甲子園通算成績

7試合 22打数8安打0本塁打4打点0盗塁 打率.364

・セカンド送球最速タイム:1.85秒

・2019年プロ志望届:提出せず

・予定進路:関西大

 昨年のドラフトでは東妻純平(智弁和歌山→DeNA4位)、山瀬慎之助(星稜→巨人5位)、藤田健斗(中京学院大中京→阪神5位)、水上桂(明石商楽天7位)と4人の高校生捕手が支配下で指名されたが、総合力では彼らを上回りナンバーワンと見られていたのが今回紹介する有馬だ。1年秋から不動の正捕手となり、甲子園にも3度出場。2年時にはセンスが先行しているタイプに見えたが、最終学年には攻守に力強さがアップし、3年夏の東海大相模戦ではイニング間のセカンド送球で4度1.8秒台をマークするなど、ドラフト候補に相応しいプレーぶりを見せていた。

 強肩強打はもちろんだが、特筆すべきはプレーの落ち着きぶりだ。近江は伝統的に小刻みに投手を繋ぐ継投が持ち味のチームだが、あらゆるタイプの投手の良さを見事に引き出してリードし、またマウンドに向かうタイミングなどが絶妙だった。バッティングも物凄いパワーがあるわけではないが、ゆったりと大きく構えて振り出しが鋭く、広角に打てるのが長所。捕手らしい読みの鋭さでも目立つ存在だった。