中日にドラフト一位で指名された石川昂弥(東邦)【撮影・西尾典文】

中日ドラ1「石川昂弥」 ミート力では巨人「岡本和真」を上回る可能性

 PABB labでは10月17日に行われたドラフト会議前にも多くの候補選手を取り上げたが、当日までにおさまりきらなかった指名選手について改めてどんな選手なのか、プロに入ってから活躍するためのポイントはどこになるか、いつ頃一軍の戦力として考えられるかなどについて紹介したい。今回は将来の中軸候補として期待される高校ナンバーワン打者だ。

石川昂弥(東邦→中日1位)

三塁手 185cm 87kg 右投右打

・甲子園通算成績

6試合 24打数6安打3本塁打9打点1盗塁0四死球 打率.250 出塁率.250

・U18W杯通算成績

8試合 24打数8安打1本塁打9打点1盗塁7四死球 打率.333 出塁率.484

・走塁タイム:一塁到達:4.28秒 二塁到達:8.34秒

・1年目の目安:二軍で15本塁打

・期待される将来像:クリーンアップを打つ不動のサード

 愛知県内では中学時代から大器と評判で、高校進学時には大阪桐蔭からも声がかかったほどだったが、父と同じ東邦に進学。1年秋から4番に座り、2年秋には東海大会優勝を果たす。そして3年春にはエースも務め、決勝で2本のホームランを放ちチームを30年ぶりの優勝に導いた。しかし、1年秋、2年春秋、3年春までのプレーを見た限りではリストワークの良さは光るものの踏み込みの弱さが目立ち、大きな体格を生かしきれていない印象が強かった。それは選抜決勝の2本のホームランを見ても変わらず、この時点ではまさか3球団が1位で競合するとは思えなかった。

西尾典文 主任研究員

西尾典文
  • 1979年、愛知県生まれ。大学まで選手としてプレーした後、筑波大学大学院で野球の動作解析について研究し、在学中から技術解析などをテーマに野球専門誌に寄稿を開始。修了後もアマチュア野球を中心に年間約300試合を取材し、全国の現場に足を運んでいる

Twitter ID: @ajihiraita