ロッテにドラフト2位で指名された佐藤都志也(東洋大)【撮影・西尾典文】

抜群の走力も魅力! ロッテ「佐藤都志也」は球界屈指の“攻撃的捕手”を目指せ

 PABB labでは10月17日に行われたドラフト会議前にも多くの候補選手を取り上げたが、当日までにおさまりきらなかった指名選手について改めてどんな選手なのか、プロに入ってから活躍するためのポイントはどこになるか、いつ頃一軍の戦力として考えられるかなどについて紹介したい。今回は大学球界を代表する強打の捕手だ。

佐藤都志也(聖光学院→東洋大→ロッテ2位)

捕手 181cm 83kg 右投左打

・リーグ戦通算成績

83試合295打数96安打8本塁打43打点11盗塁 打率.325

・走塁タイム 一塁到達:3.98秒 二塁到達:7.74秒 三塁到達:11.28秒

・セカンド送球タイム:1.87秒

・1年目の目安:一軍で捕手として出場して30安打

・期待される将来像:中軸を打つ不動の正捕手

 今年指名された選手の中で最も多くの試合を見たのがこの佐藤だ。東都大学リーグの試合は他のリーグと重なることが少ないため見る機会が多くなる傾向が強いが、佐藤は早くからレギュラーとしてプレーしていたこともあって、聖光学院時代も含めて17試合そのプレーを見ている。高校の頃は強肩が目立つ捕手だったが、大学ではまず打撃を生かしてファーストのレギュラーに定着。実質デビューとなった2年春に5割近い打率を残していきなり首位打者を獲得している。

 この時から一貫して佐藤のバッティングで感じることはスイングの柔らかさだ。大学の4年間で体つきもだいぶ大きくなったが、力任せになることなく、下半身を使ってしっかりボールをとらえることができている。特に膝の使い方の柔らかさに特長があり、外に逃げるボールや緩急への対応力も高い。本人は大学入学当初は木製バットへの対応に苦しんだと発言しているが、レギュラーを獲得した2年時にはそのような苦労は全く感じられなかった。

西尾典文 主任研究員

西尾典文
  • 1979年、愛知県生まれ。大学まで選手としてプレーした後、筑波大学大学院で野球の動作解析について研究し、在学中から技術解析などをテーマに野球専門誌に寄稿を開始。修了後もアマチュア野球を中心に年間約300試合を取材し、全国の現場に足を運んでいる

Twitter ID: @ajihiraita