日本ハムにドラフト5位で指名された望月大希(創価大)【撮影・西尾典文】

日ハムの育成力で大化けも?大型右腕「望月大希」の潜在能力

 PABB labでは10月17日に行われたドラフト会議前にも多くの候補選手を取り上げたが、当日までにおさまりきらなかった指名選手について改めてどんな選手なのか、プロに入ってから活躍するためのポイントはどこになるか、いつ頃一軍の戦力として考えられるかなどについて紹介したい。今回はプロでの大化けが期待される大型右腕だ。

望月大希(市立船橋→創価大→日本ハム5位)

投手 187cm 85kg 右投右打

・リーグ戦通算成績

35試合 9勝5敗 141回2/3 被安打93 121奪三振 58四死球 27自責点 防御率1.72

・報道されている最速:146キロ

・西尾が現場で見た最速:145キロ

・1年目の目安:二軍で5勝

・期待される将来像:先発の3番手から4番手。球威上がれば抑えも

 リーグ戦通算で9勝をマークしている望月だが、シーズンの最多は3年春と4年春秋の2勝と決して多くはない。これには同じ学年に杉山晃基(ヤクルト3位)、小孫竜二という最速150キロを超える好投手が二人いたため、下級生の頃はリリーフが多かったことが影響している。しかし、そんな中でも着実に力をつけ、4年時は春秋ともに先発で結果を残し、大学選手権でも好投を見せている。

 187cm、85kgという堂々とした体格で、左足を高く上げて真上から投げ下ろすフォームの雰囲気は若い頃の永川勝浩(元広島)を彷彿とさせるものがある。フォームの迫力ほどにボールの力はなく、スピードの平均は140キロ台前半というのが課題ではあるが、このスピードがずっと落ちないというのは望月の持ち味でもある。ドラフト前の秋のリーグ戦、東京国際大戦が望月のピッチングを見た最後だったが、9回を投げて被安打5、10奪三振完封で各回の最速は以下の通りだった。

西尾典文 主任研究員

西尾典文
  • 1979年、愛知県生まれ。大学まで選手としてプレーした後、筑波大学大学院で野球の動作解析について研究し、在学中から技術解析などをテーマに野球専門誌に寄稿を開始。修了後もアマチュア野球を中心に年間約300試合を取材し、全国の現場に足を運んでいる

Twitter ID: @ajihiraita