楽天にドラフト3位で指名された津留崎大成(慶応)【撮影・西尾典文】

慶大が生んだ本格派リリーバー 楽天ドラ3位「津留崎大成」は“勝利の方程式”を狙え!

 PABB labでは10月17日に行われたドラフト会議前にも多くの候補選手を取り上げたが、当日までにおさまりきらなかった指名選手について改めてどんな選手なのか、プロに入ってから活躍するためのポイントはどこになるか、いつ頃一軍の戦力として考えられるかなどについて紹介したい。今回はリリーフタイプの本格派右腕だ。なお、今回から1年目の目安と将来の成功イメージも取り入れた。

津留崎大成(慶応→慶応大→楽天3位)

投手 177cm 85kg 右投右打

・リーグ戦通算成績

26試合 6勝2敗 51回1/3 被安打39 46奪三振 27四死球 防御率2.81

・報道されている最速:153キロ

・西尾が現場で見た最速:149キロ

・1年目の目安:一軍で30~40試合登板

・期待される将来像:勝ちパターンのセットアッパー

 津留崎には2歳上の兄が成田高(千葉)でプレーしており、好投手として知られていたが、本人も高校入学直後から評判で下級生の頃から主戦として登板している。だが、中学野球の好投手にありがちだが、当時の津留崎はどちらかというとまとまりのある投手で、スピードは140キロ前後であまりスケールは感じなかった。また、高校3年時には右肘を故障し、その秋にトミー・ジョン手術を受けている。

 この故障が津留崎にとっては吉と出る。リハビリ期間にしっかりと体を鍛え、実戦に復帰した大学2年春には145キロを超えるようになったのだ。その後も順調にスピードアップを続け、現在ではコンスタントに140キロ台後半をマークするまでになっている。しかし、体の成長とスピードアップの反動はコントロールに悪い影響を及ぼした。昨年までは制球難で自らピンチを招くことが多く、3年秋には防御率9.95という成績が残っている。