阪神にドラフト5位で指名された藤田健斗(中京学院大中京)【撮影・西尾典文】

佐々木朗希の球が捕れず猛特訓 阪神ドラ5位「藤田健斗」にポスト梅野の期待感

 PABB labでは10月17日に行われたドラフト会議前にも多くの候補選手を取り上げたが、当日までにおさまりきらなかった指名選手について改めてどんな選手なのか、プロに入ってから活躍するためのポイントはどこになるか、いつ頃一軍の戦力として考えられるかなどについて紹介したい。今回は高校球界屈指の強肩捕手だ。

藤田健斗(中京学院大中京→阪神5位)

捕手 173cm 73kg 右投右打

・甲子園通算成績

4試合15打数7安打0本塁打2打点1盗塁 打率.467

・走塁タイム:一塁到達:4.42秒

・セカンド送球タイム:1.82秒

 藤田のプレーを初めて見たのは昨年春の東海大会、対いなべ総合(三重)戦だった。2年生ながら4番、捕手で先発出場。イニング間のセカンド送球は1.8秒台をマークし、打っても1安打ながらセンター前鋭いヒットを放つなど、当時から良さは十分に感じられる選手だった。ただ、気になったのは体のサイズ。当時のパンフレットによると172cm、72kgとなっている。高校生の場合、 プロは 特に体の大きい選手を高く評価することが多いことから、この時点では大学に進学するのではないかとの印象を受けた。

 その後、しばらく見る機会がなかったが、今年夏の岐阜大会準決勝で見た時の藤田はさらなる成長を見せていた。イニング間のセカンド送球は計測できた4回全てで2.0秒を切り、コントロールも抜群。打つ方もゆったりとボールを呼び込み、無駄のないスイングできっちりとらえていた。その後の甲子園でも前述したように大活躍を見せてチームのベスト4進出に大きく貢献した。