東海大・山崎伊織(撮影・西尾典文)

ドラ1候補、東海大「山崎伊織」を完全攻略した好打者も登場【横浜市長杯】

 野手で圧倒的な存在感を見せたのが、関東学院大の関龍摩(3年・3番・左翼手・181cm・83kg・右投右打・福井商)だ。入学直後から不動のレギュラーで、ここまでの6シーズンで打率3割以上を5回、4割以上を3回記録し、リーグ戦の通算安打は94本を数える神奈川リーグを代表する強打者だが、この日も4打数4安打3打点1四球と大活躍を見せた。決してホームランバッターというわけではないが、対応力が高く、多少崩されてもしっかり振り切ることができるのが持ち味。ヘッドの走り、インパクトの強さも申し分ない。守備と走塁はあまり目立たないが、長打力がさらにアップしてくればプロ入りも見えてきそうだ。

 試合は9回表に関東学院大がその関のタイムリーなどで2点差を追いついたが、最後は東海大がタイムリーエラーでサヨナラ勝ち。その後も決勝まで勝ち進み、2位で明治神宮大会出場を決めた。今日から始まる明治神宮大会でも、山崎のピッチングにはぜひ注目してもらいたい。

■他に目についた選手

【関東学院大】

江崎大輔(4年・1番・二塁手・164cm・68kg・右投左打・佐賀商)

小柄だが守備範囲の広さは抜群。シュアな打撃と俊足も光る。

古寺宏輝(3年・4番・一塁手・175cm・76kg・右投右打・大阪桐蔭)

関に比べると少し粗いがバットを振る力は十分。柔らかさ出てくれば面白い

【東海大】

海野隆司(4年・4番・捕手・172cm・78kg・右投右打・関西)

この日の二塁送球最速は1.81秒。打つ方は内角のさばき課題も、さすがの存在感。

(文・PABB主任研究員・西尾典文)

西尾典文 主任研究員

西尾典文
  • 1979年、愛知県生まれ。大学まで選手としてプレーした後、筑波大学大学院で野球の動作解析について研究し、在学中から技術解析などをテーマに野球専門誌に寄稿を開始。修了後もアマチュア野球を中心に年間約300試合を取材し、全国の現場に足を運んでいる

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