中央大・牧秀悟(撮影・西尾典文)

阪神D1位「西純矢」から一発も…中央大・牧秀悟は大学球界屈指の強打者【ドラフト2020】

創志学園・西 純矢(撮影・西尾典文)
阪神のドラフト一位、創志学園・西 純矢(撮影・西尾典文)

 牧のバッティングの良さはトップの形にある。構えからタイミングをとる時にバットの動きが極めて小さく、そこから鋭く振りだすことができている。バットコントロールも年々向上しており、広角に強い打球を打ち分けられる。今年は春、秋のシーズンで33安打を放ったが、そのうちの半分以上の18本(ツーベース14本、スリーベース1本、ホームラン3本)が長打というのは見事だ。高校日本代表の壮行試合では西純矢(創志学園→阪神1位)からも一発を放ち、秋季リーグの開幕戦では、ライトオーバーのツーベースを放つなど、その打棒をしっかり見せつけてくれた。元々ショートだったということもあって、セカンドの守備も軽快そのもの。これだけ打てるセカンドというのは、プロでもなかなかいないタイプである。

 秋のリーグ戦は10勝1敗、勝ち点5と完全優勝を果たし、今月15日から行われる明治神宮大会にも出場する。牧にとって高校、大学を通じて初となる全国の舞台でどのようなプレーを見せてくれるのか。ぜひ注目してもらいたい。

(文・PABB主任研究員・西尾典文)

西尾典文 主任研究員

西尾典文
  • 1979年、愛知県生まれ。大学まで選手としてプレーした後、筑波大学大学院で野球の動作解析について研究し、在学中から技術解析などをテーマに野球専門誌に寄稿を開始。修了後もアマチュア野球を中心に年間約300試合を取材し、全国の現場に足を運んでいる

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