東京ガス・笹川晃平(撮影・西尾典文)

「大谷世代」の社会人選手がドラフト指名へ 25歳を超えての「プロ入り」は成功するか?

 ドラフト会議では、全てのアマチュア選手を指名できるわけではない。高野連や大学野球連盟に所属している野球部員であれば、プロ志望届の提出が必要である。それでも高校生と大学生は最終学年ということで分かりやすいが、社会人野球の選手は少し事情が異なる。「高校卒であれば3年目、大学卒であれば2年目ではないと指名できない」というルールがあるのだ。このため、高校卒3年目、大学卒2年目の選手は“プロ解禁”として紹介されることが多い。

 その一方でいわゆる「解禁年」を過ぎると一気に注目度が下がるのが、社会人野球選手の宿命である。特に大学卒の選手の場合、社会人で3年間を経て指名されるということは26歳でプロ野球人生をスタートするということであり、数年経つとベテランとなってしまう。人材の入れ替わりの激しいプロ野球の世界では、大きなディスアドバンテージと言えるだろう。だが、過去の指名を振り返ってみると、プロ入り解禁の年を過ぎて指名された選手でもその後主力となったケースは決して少なくない。

過去10年間の指名で満25歳を超えて入団して、主力となった選手を、以下のようにまとめてみた。

西尾典文 主任研究員

西尾典文
  • 1979年、愛知県生まれ。大学まで選手としてプレーした後、筑波大学大学院で野球の動作解析について研究し、在学中から技術解析などをテーマに野球専門誌に寄稿を開始。修了後もアマチュア野球を中心に年間約300試合を取材し、全国の現場に足を運んでいる

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