森下暢仁(明治大) 【撮影・西尾典文】

佐々木、奥川より即戦力 明大・森下暢仁、知られざる“実力”を徹底分析【ドラフト2019】

 今年のドラフト戦線は、昨年秋の時点では佐々木朗希(大船渡)、奥川恭伸(星稜)、西純矢(創志学園)、及川雅貴(横浜)が“高校生ビッグ4”として目玉と言われていた。その後、選抜で奥川が圧巻のピッチングを見せ、4月に行われた高校日本代表合宿で佐々木が163キロをマークしたことでビッグ4から二人が抜けだした形となっている。そんな中、大学球界で一気に目玉となったのが森下暢仁(明治大)だ。高校生の候補に比べて、一般的な注目度は高くないだけに、改めて森下の凄さ、これまでの歩みに迫ってみたい。

森下暢仁(明治大) 【撮影・西尾典文】

 森下の名前が、ドラフト戦線に浮上したのは高校3年の6月だ。後に夏の甲子園優勝を果たす東海大相模と練習試合を行い、そこで9回10奪三振2失点の好投を見せた。夏にはさらに注目が集まり、実際に大分大会にも足を運んだが、当時から柔らかいフォームで145キロを超えるストレートを投げ込む姿は強く印象に残っている。

 その後、3年夏の甲子園出場を果たして、高校日本代表にも選出された。高橋純平(県岐阜商→ソフトバンク1位)、小笠原慎之介(東海大相模→中日1位)などともチームメイトとしてプレーしている。この時点でも上位指名候補と言われながら、明治大学に進学する。だが、その後の歩みは決して順風満帆ではなかった。

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西尾典文 主任研究員

西尾典文
  • 1979年、愛知県生まれ。大学まで選手としてプレーした後、筑波大学大学院で野球の動作解析について研究し、在学中から技術解析などをテーマに野球専門誌に寄稿を開始。修了後もアマチュア野球を中心に年間約300試合を取材し、全国の現場に足を運んでいる

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