健大高崎時代の山下航汰(巨人)【撮影・西尾典文】

根尾以上に活躍…巨人・山下航汰はなぜ「育成指名」だったのか?

根尾昂

一塁到達:4.26 二塁到達:8.16 三塁到達:11.07

小園海斗

一塁到達:3.98 二塁到達:7.51 三塁到達:記録なし

藤原恭大

一塁到達:3.83 二塁到達:7.73 三塁到達:記録なし

 これを見ると脚力においては1位指名の選手に比べて劣っているということは間違いない。プロのスカウトは野手を見るときにまず守備と肩を重視するという風潮も山下にとって向かい風となったようだ。もちろん清宮幸太郎(日本ハム)や村上宗隆(ヤクルト)のように打撃偏重でも1位指名されることはあるが、その場合は体格面でも抜きに出ていることが大半である。山下の身長と体重は176cm、80kgとプロ野球選手の平均と比べても決して大柄ではない。いくら高校でホームランを量産しても、金属バットということもあってプロでは厳しいと判断した球団もあったようだ。

西尾典文 主任研究員

西尾典文
  • 1979年、愛知県生まれ。大学まで選手としてプレーした後、筑波大学大学院で野球の動作解析について研究し、在学中から技術解析などをテーマに野球専門誌に寄稿を開始。修了後もアマチュア野球を中心に年間約300試合を取材し、全国の現場に足を運んでいる

Twitter ID: @ajihiraita