紅林弘太郎(駿河総合) 【撮影・西尾典文】

【ドラフト2019】駿河総合・紅林弘太郎、将来性を秘めた“大型内野手” 日ハム・大田泰示とイメージ重なる

 今年は佐々木朗希(大船渡)、奥川恭伸(星稜)、森下暢仁(明治大)の3人が目玉と言われているドラフト会議。しかしそれ以外にも将来が楽しみな候補は多く存在しているため、そんな選手たちについても主任研究員の西尾典文が見た試合のプレーぶりを交えながら紹介していきたい。今回は東海地区を代表する大型内野手だ。

紅林弘太郎(駿河総合) 【撮影・西尾典文】

紅林弘太郎(駿河総合)

遊撃手 186cm 81kg 右投右打

観戦日:2019年4月28日(春季静岡県大会 対三島北戦)

成績:4打席4打数1安打(二塁打1本)

 駿河総合は、静岡県立静岡南高校と静岡市立商業高校が合併して2013年に開設された新しい学校である。野球では、三菱重工広島を経て昨年ドラフト2位でソフトバンクに入団した杉山一樹の出身校であり、その杉山も3年夏にピッチングを見たが190cmを超える長身を生かしたスケールのあるボールを当時から投げていた。

 そんな駿河総合に今年は大型野手がいるという話を聞いたのは昨年秋のこと。190cm近い長身で右打ちのショートと聞いただけで見なければならないと思い、4月の県大会に足を運んだ。野手の場合、まず注目するのはシートノックでの動きだが、この点では正直言って物足りなさが目立った。186cmの上背ということもあるが、動きに軽さが感じられないのだ。見ていて上手いなと思う内野手は、ボールに入る出足がまず速く、その後はバウンドに合わせてスピードを変化させられるのだが、紅林にはそのスピード感、動きの緩急が感じられない。一定のリズムでボールに向かっているように見えた。ただ、目立ったのはそのスローイング。三遊間の深い位置で不十分な体勢からでも強いボールを投げられる肩の強さはさすがに評判になるだけのものはあると感じた。

西尾典文 主任研究員

西尾典文
  • 1979年、愛知県生まれ。大学まで選手としてプレーした後、筑波大学大学院で野球の動作解析について研究し、在学中から技術解析などをテーマに野球専門誌に寄稿を開始。修了後もアマチュア野球を中心に年間約300試合を取材し、全国の現場に足を運んでいる

Twitter ID: @ajihiraita