大船渡・佐々木朗希(撮影・西尾典文)

本日会見を行いプロ志望表明へ“令和の怪物”佐々木朗希、その潜在能力は大谷翔平を凌駕する

 今日2日、今年のドラフト会議最大の注目選手である佐々木朗希(大船渡)が会見を開き、改めてプロ志望を表明すると見られている。高校生の選手が自身の進路について会見を開いた例を振り返ると昨年の吉田輝星(金足農→日本ハム1位)、一昨年の清宮幸太郎(早稲田実→日本ハム1位)、13年前の斎藤佑樹(早稲田実→早稲田大→日本ハム1位)などの例があるが、いずれも甲子園で大活躍した選手ばかりである。甲子園はおろか、東北大会にも出場していない選手が会見を開いて進路を表明すること自体が“異例”と言えるだろう。

大船渡・佐々木朗希(撮影・西尾典文)

 ここで主任研究員の西尾典文が現場で見た佐々木のピッチング3試合について改めて振り返ってみたい。

観戦日1:2018年7月10日(全国高校野球選手権岩手大会 対盛岡三戦)

成績:9回 被安打4 2失点(自責点1) 11奪三振 6四死球

この日の最速:154キロ

観戦日2:2019年3月31日(練習試合 対作新学院戦)

成績:3回 被安打1 1失点(自責点0) 6奪三振 1死球

この日の最速:156キロ

観戦日3:2019年7月21日(全国高校野球選手権岩手大会 対盛岡四戦)

成績:12回 被安打7 2失点(自責点2) 21奪三振 3四死球

この日の最速:160キロ

観戦日4:2019年8月26日(U18壮行試合 対大学日本代表戦)

成績:1回 被安打0 0失点 2奪三振 0四死球

この日の最速:156キロ

 最初に見た昨年の夏、まず驚かされたのが試合前のキャッチボール、遠投だった。当時背番号20をつけていた佐々木の投じたボールはまるで重力を無視するかのような勢いで相手選手に到達していたのだ。低い軌道で真っ直ぐ伸びるような遠投を投げる選手はいるが、佐々木のボールはその勢いが全く異質のものだった。

西尾典文 主任研究員

西尾典文
  • 1979年、愛知県生まれ。大学まで選手としてプレーした後、筑波大学大学院で野球の動作解析について研究し、在学中から技術解析などをテーマに野球専門誌に寄稿を開始。修了後もアマチュア野球を中心に年間約300試合を取材し、全国の現場に足を運んでいる

Twitter ID: @ajihiraita