報徳学園時代の小園海斗(撮影・西尾典文)

【ドラフト検証】過去10年で「目玉選手」から逃げなかった球団はどこだ?

 10年間で半分の5回に満たなかったのがオリックス、巨人、西武の3球団だ。オリックスと巨人は上記目玉選手の抽選で一度も当てていないが、西武は菊池、大石を当てていながら、その後は東浜にしか入札していない。下位指名や独自路線で結果を残してはいるものの、このような状態が続くようであれば、チームのスケールダウンに繋がる可能性は高い。一方の巨人は過去3年間外したとはいえ、目玉選手には向かっている。今年佐々木を引き当てるようなことがあれば、チームの雰囲気はさらに良くなるはずだ。

 ドラフトの結果は上位から下位までのトータルで考えなければいけないが、基本的には良い選手を指名するというのが成功の大原則である。目玉選手は失敗した時に大きく叩かれるが、過去10年の顔ぶれを見ても成功確率は圧倒的に高い。目玉選手から逃げ続けていては強いチームを作ることは難しいだろう。

(文・PABB主任研究員・西尾典文)

西尾典文 主任研究員

西尾典文
  • 1979年、愛知県生まれ。大学まで選手としてプレーした後、筑波大学大学院で野球の動作解析について研究し、在学中から技術解析などをテーマに野球専門誌に寄稿を開始。修了後もアマチュア野球を中心に年間約300試合を取材し、全国の現場に足を運んでいる

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