報徳学園時代の小園海斗(撮影・西尾典文)

【ドラフト検証】過去10年で「目玉選手」から逃げなかった球団はどこだ?

球団別に指名が多い順に並べると以下となる。

日本ハム:10回
ソフトバンク、阪神、ヤクルト:7回
楽天、ロッテ、DeNA:6回
中日、広島:5回
オリックス、巨人:4回
西武:3回

 日本ハムが圧倒的1位の10回。つまり過去10年間、一度も目玉選手から逃げていないということになるのだ。2012年の大谷が競合しなかったのは、メジャー行きを表明していたからであり、国内プロ志望であれば当然重複したと考えられるのでこのケースも目玉としてカウントした。この大谷を含めて抽選で引き当てたのは斎藤、菅野(入団拒否)、有原、清宮の4人。斎藤は結果を残しておらず、菅野は入団にいたらなかったものの、大谷と有原はチームの柱となり、清宮も苦しみながら早くも一軍の戦力となっている。モノになった時のスケールの大きさを考えると、戦略は十分に成功しているといえる。

 2番目に多い球団にソフトバンクと並んで阪神とヤクルトが入ったことは少し意外な結果だった。だが、抽選結果を見てみると、阪神が引き当てたのは藤浪だけ、そしてヤクルトは全て外れという結果になっている。こうした結果に挫けることなく、今後も目玉に迎えるかどうかは重要になってくる。

■目玉選手の指名を回避する球団は…

西尾典文 主任研究員

西尾典文
  • 1979年、愛知県生まれ。大学まで選手としてプレーした後、筑波大学大学院で野球の動作解析について研究し、在学中から技術解析などをテーマに野球専門誌に寄稿を開始。修了後もアマチュア野球を中心に年間約300試合を取材し、全国の現場に足を運んでいる

Twitter ID: @ajihiraita